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「魂とヘルシー」事前鼎談企画 Vol.2

3月9日に行われるpaionia企画「魂とヘルシー 第六回」。倉内太、塩塚モエカ(羊文学)を迎え、企画に先がけた座談会が行われた。言葉の扱いについて、各々の態度を語る。

写真:服部健太郎

高橋:今回は、倉内太さん、羊文学の塩塚モエカさんにお越しいただきまして、色々お喋りをしていきたいと思います。

一同:よろしくお願いします。

高橋:まず倉内さんに関しては、3~4年前の弾語りの企画に出ていただいたりとか…

倉内:あれ…出たっけ?

高橋:風知空知で一緒にSAY YES歌いました(笑)

倉内:あ、SAY YES歌ったのも風知空知も覚えてる。

菅野:検索結果、今きた(笑)

高橋:(笑)そして最初にライブを観たのは、今は無い池袋のライブハウスでした。そんな繋がりです。羊文学に関しては、本当に全く初めての交流ですよね。

塩塚:そうですよね。

高橋:元々はそんなに知らなかったんですけど、各方面からすごくお勧めされて。

塩塚:そうだったんですね。

高橋:そうなんです。とても良いと。それこそ前回の有馬さん(おとぎ話)も言っていて。

塩塚:有馬さん、すごく良くしてくださってます。

高橋:そうなんですね。ツーマンさせたいくらいのことも言ってたので。新しい出会いとしても、今回すごく面白そうと思ってお誘いさせていただきました。

それが繋がった時に、

これが音楽かあと

思いましたね。

​    高橋勇成

塩塚:ありがとうございます。

菅野:有馬さん、女侍とまで評してたからね。

塩塚:それどういう意味なんですかね(笑)

菅野:どうなんですかね。自分の中で心当たりってあります?

塩塚:中3くらいの時にバンドをやりたいと思って、男の子と一緒にBUMP OF CHICKENのコピバンをやったんです。でもベースとギターと私しかいなくて、歌えるのも私しかいなかったから歌ったんですけど、男じゃないしやっぱり出来ないじゃないですか(笑)それで一緒にやりたくないって言われて、それで「なんだこいつら」って(笑)当時はガールズバンドみたいなものはSCANDALくらいしか知らなくて、それで、「男の子たちがやってるような音楽だって女でも出来るんだぜ」ってところで今のバンドを始めたので、雄々しいところがスタンスとしてずっとあるのかもしれないです。

高橋:それが今も滲み出てるんですかね。

塩塚:女子高出身なので、元々男っぽい性格というのもあるかもしれないです(笑)

高橋:元々は5人編成なんでしたっけ?

塩塚:そうですね。誘われて入ったんですが、最初はキーボードとかもいて、それで私はサイドボーカル&サイドギターみたいな(笑)その5人でチャットモンチーのコピーとかしてました。早く辞めたいと思ってました…(笑)

高橋:(笑)その中に今のメンバーもいたんですか?

塩塚:いやいないです。そのコピーバンドの中心人物だった二人が、2回くらいライブしただけで辞めちゃったんです。そこで残った三人でどうしようってなって、ちゃんとやろうって曲作りを始めました。今のメンバーが入ったのは、その後大学生になってからですね。

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高橋:じゃあ曲作りを始めたのは高校生?

塩塚:高校1年生ですね。お二人はいつから曲を作り始めましたか?

倉内:家にテープレコーダーがあって、それに声を吹き込んだりして曲を作ってた。小5くらいかな。

塩塚:ええ!めっちゃ早い!

倉内:小4の時に、急にすごくギターが欲しくなったんだよ僕。

高橋:誰かの影響ですか?

 

倉内:いや、家族で誰も音楽やる人いないんだけど。マガジンの一番後ろのページを僕ずっと持ってて。

 

塩塚:ああ!安いやつがいっぱい載ってるところ!(笑)

 

倉内:本当にずっと持ってて。でも貧乏だから小4の時はダメで、小5でやっと買ってもらった。だから、小4でテープレコーダーだ。それで我慢してたんだ。赤と三角を同時にグッと押すとさ、録れるんだよね。

 

高橋:俺も、ばあちゃんのラジカセとちっちゃいカセットプレーヤーで多重録音してたなあ。中学生くらいか。

 

倉内:いいよね。テープが伸びてくると音階が変わってさ、気持ち悪くなるんだよね。

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高橋:そうなんですよ!

倉内:タカちゃんは?

 

高橋:タカちゃん?笑 タカちゃんはですねえ、小6くらいで父親にギターをやらされて、すごく嫌々やってたんですけど、でもある時から楽しくなっちゃって、今に至るという感じです。

 

倉内:なんで楽しくなったの?

 

高橋:やっぱりまずコード覚えるじゃないですか。それでG、Cってスムーズに弾けた時に、初めて音楽になった感じというか、うわっと思って。

 

倉内:最初はGで3ヶ月くらいいけるよね(笑)

 

高橋:ずっとG弾いて、その後ずっとC弾くみたいな(笑)それが繋がった時に、これが音楽かあと思いましたね。その感動からですね。

 

塩塚:G難しかったですよね。

 

倉内:Gmが超難しかった。

 

高橋:Gmってもうバレーコードですよね(笑)そしたらまずFじゃないですか?(笑)

倉内:FよりGmキツかったよ。

 

高橋&塩塚:(笑)

 

菅野:わかるわかる。

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塩塚:私最初に間違ってクラシックギターを買っちゃって(笑)

 

倉内:間違ってないでしょ別に(笑)

 

塩塚:(笑)いやなんか、ずっとギターを欲しいと思ってて、そしたらお父さんが一緒に買いに行ってくれるってことになったんです。でもお父さん忙しくて、その日買いに行けなくなっちゃって、でももうすごく欲しかったから、ギターの種類とかもわからないままリサイクルショップに行って5000円のやつを買って来たら、弦高も1cmくらいあるし全然押さえられないみたいな(笑)だからGも難しかった(笑)

 

高橋:相当鍛えられた(笑)

 

塩塚:でも1週間くらいで無理ってなって封印しました(笑)

 

高橋:その後はアコースティックギターですか?

 

塩塚:そうですね。YUIが流行ってたので。

 

倉内:YUI好きだなあ。

 

高橋:好きでしたわあ。2回くらい結婚しましたよね。

 

倉内:いいよねえ結婚て。いいよねえ。でも2回もしてるんだ。

 

高橋:意外にアグレッシブな感じの人だったんですね。

 

倉内:(少し考えながら)Fenderのアコギ使ってたよね?

 

塩塚:あ、結婚について思いを巡らせてるのかと思いました(笑)

 

倉内:(笑)Fenderのアコギだ!と思って。ヘッドもエレキっぽかったよね。

菅野:でも倉内さん、世代はどのくらいですか?

 

倉内:僕は…今年…39…?

 

高橋:いやいや!こないだ35か36って言ってましたよ!(笑)

 

倉内:36くらいか(笑)みんな何歳?

 

高橋:俺らは30です。この3世代がみんなYUI好きってすごいですね。

あ、それでアコースティックギターなんですね(笑)

 

塩塚:そうです(笑)

 

高橋:倉内さんは何を聴いてたんですか?

 

倉内:僕は最初、賛美歌ばっかり。家が宗教やってたから、テレビも音楽もダメだったんだよね。

 

高橋:テレビも音楽もですか!?

 

倉内:うん。ロックなんて絶対ダメ。でもその宗教の中でもちょっと不良の人がいたんだよね。その人がMDでビートルズを貸してくれたの。それこっそり聴いて、「悪っ!不良!」って。それはめちゃくちゃ覚えてる。

 

一同:(笑)

 

倉内:本屋でその時のビートルズ見たらリーゼントでさ。

 

塩塚:そんな時あったんですね!

 

倉内:ハンブルク時代ね。スチュアート・サトクリフがベースで、ピートがドラムだった時。

 

高橋:ロックはそれが最初なんですね。

 

倉内:そう。それまではずっと賛美歌。でもそれも好きだったけど。

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